※下記データーは、メーカー発表値に、個人的な見解を加味したものです。
充電系統
◯バッテリーが充電されない。
※バッテリー本体が劣化していると電流が流れにくいので、最初にバッテリーの電圧と容量を測定しま
す。
★バッテリー ⇒ 電圧とCCA値(容量)を点検。
★メインヒューズ ⇒ 導通を点検。
★充電電圧測定 ⇒ エンジンを始動し、エンジン始動前のバッテリー端子電圧プラス1~1.5Vの
電圧が出ていることを確認。出ていない場合は、下記を点検。
☆充電コイル抵抗値 ⇒ ACマグネットカプラーの3本の白配線のそれぞれの抵抗値を測定。
※規定値:下記参照(白ー白間)規定値外の場合は、修理または、交換。
☆レギュレーター ⇒ 充電コイルが正常値、バッテリーが正常で充電電圧が出ない場合は、レギュ
レーターを交換。
※各灯火類をHID、LED化すると消費電力が減るので、バッテリーへの充電能力は上がりますが、
バッテリーが満充電に近い場合で各消費電力が小さい場合に、高回転を使用すると消費されない電力
は、熱に交換されるので、レギュレーターへの負担が上がるため注意が必要です。
A.C.マグネットジェネレーター(前期型)
モデル:FL130-04/日立製
公称出力:14V,25A at 5,000r/min
ステーターコイル抵抗値:0.26~0.35Ω(白‐白)
ボルテージレギュレーター(前期型)
タイプ:短絡制御
モデル:SH569/新電元製
無加重調整電圧:14~15V
レクチファイアー(前期型)
モデル:SH569/新電元製
容量:25A
耐電圧:200V
A.C.マグネットジェネレーター(後期型)
モデル:GP9415/国産電機製
規定出力:14V,22.5A at 5,000r/min
ステーターコイル抵抗値:0.33~0.45Ω(白‐白)
ボルテージレギュレーター(後期型)
タイプ:半導体短絡回路
モデル:SH662-12/新電元製
無加重調整電圧:14.1~14.9V
レクチファイアー(後期型)
モデル:SH662-12/新電元製
容量:18A
耐電圧:200V
※A.C.マグネットジェネレーターで、前期型は
1985~1989年のアナログ点火の車両用、後期型
は、1990~2007年のデジタル点火の車両用で
す。
※レギュレーターで、前期型は、1985~1993年ぐ
らいまでの車両に装着。後期型は、1995年の車
体色が黒い車両以降に装着(国内仕様と逆車で年
式がずれている場合がありますので、車体色で判
断しました。)
出典:Vmax輸出版サービスマニュアル